VMEボード
倉庫を整理していたら、VME-BUSのラックが出てきました。
大昔、装置の制御に使っていたコントローラです。
現在は、PLC(シーケンサ)を使う事が多いです。が、
当時は、複雑な制御には、マイクロコンピュータを使っていました。
当時のPLCは、モーターを、任意の位置に、移動させる事が出来ませんでした。
モーターで、位置決めを行う場合、
カメラで、ワークの位置を検出して、移動量を計算して、X・Y・θ・Zステージを移動させますが、
この計算位置への移動は、マイクロコンピュータ+モーターコントローラの構成になりました。
マイクロコンピュータの制御用のプログラムは、C言語で、書いていました。
完成したプログラムは、EP-ROM(IC)に焼いて(記録して)、CPUボードに挿していました。
*.CPUボード : マイクロコンピュータ+メモリ+周辺回路の載った基板)
現在のマイコンボードは、マイクロコンピュータ内のフラッシュメモリに、直接、記録します。
写真のラックに、必要なボードを挿していきます。(VME-BUSの規格に則った基板です)
CPUボード、モーターコントロールボード、IOボード(センサ・ソレノイドバルブ用)等です。
*.写真のラックには、中央にCPUボード、左下側に、IOボードが挿さっています
また、画像処理機とは、CPUボードの通信ポートを介して、接続します。
仕組みは、現在のPLC(シーケンサ)と一緒です。
装置の制御に、マイクロコンピュータを使っていたと話すと、コンピュータ=パソコンと
勘違いされる方が多く、見た事も無いものを、説明するのは、難しい事だと思います。